昨日は成人式でしたね。新成人の皆様、おめでとうございます。
自分が成人式の頃はバブルまっただ中でしたが、
私は田舎から東京に出て来て成人式当日はバイトにでていました。
その時は何も思っていませんでしたが、
今になるとちょっと楽しそうで、出てみたかった気もします。
新成人の皆様は、成人するということに少しでも何かを思ってくれれば、
いや、厳密には自身が二十歳になると、その直前までと何が違うのかをちょっと考え、
何かの形で残しておくと将来なかなか面白いかもと思います。

さて、成人式そのものには特に何も思わなくても、
今になると二十歳になった時に、こんな事を教えてくれれば良かったのに、
知っておきたかったという事が幾つか、いや、幾つもあります。
皆さんも二十歳になれば基本的な事は何でも知っていると考えがちだと思いますが
冷静に考えてみてください。
今の私もですが、学校では教えてもらってない事、自分で求めないと知ることの出来ない事、
その中で社会では知っていて当然と思われながら、実は誰も教えてくれない事が多々あるんです。
いわゆる社会の常識というのは、驚く事に二十歳になると急に知っていて当たり前になります。
例えば、保険、例えば金利、例えば年金、例えば給料の税金、
実はすでに関わっている方が大半です。
でもそれについて知っていますか? 
いや、自分に関係があるとも思っていないのではないですか? 
でもここで細かなことを並べてもきりがないので、
敢えてまとめてしまうなら、自分が知らない、無知だということを知っていて欲しいのです。
そして知らないということはこの社会においては、裸同然で外に居ることだと知って欲しいのです。
だからこそ学んで欲しいのです。自分が生きていくためのものを身につけてください。
何も常識人になれ、年長者に従えと言う気はありません。
でも、まずは知らないとそれが正しいのか間違っているのかは分かりませんし、
必要かどうかも分かりません。多くを知って考え、判断出来るようになって欲しいのです。
自身を謙虚に学ぶことを身につけたなら、これほど心強いことはありません。

その心構えの上で、二十歳になる方に私からお勧めの本があります。
私は40も過ぎてから出会いましたが、
それは私にとってとても面白いビジネス本の一つになりました。
その本のタイトルは、
まさに「20歳のときに知っておきたかったこと(スタンフォード大学集中講義)」
ティナ・シーリング著です。
この本は、学ぶとはどういうことか、考えるとはどういうことか、
ビジネス本でありながらどう生きていくかという事も感じられる一冊です。
出来れば二十歳の皆さんに、是非、読んで欲しいですね。
きっと、これからに役立つ一冊になるかと思います。