暫く前、自民党の総裁選が行われました。
その際に主流派でない現役大臣への辞任圧力が話題になりましたが、
昨年のモリカケ問題といい、
私はこうしたことは当然、安部さんが直接しているわけではなく、
まさに周りの「忖度」によるものだと思っています。
Twitterでも書きましたが、 こうした事は長期政権の問題点で、
これは政治に限らず多く分野で重なる問題です。
実は誰もがそれを分かってはいるのです。
だからこそ、自民党もこれまでのルールでは二期までと決めていた筈です。
それをルールを変え三期目も許してしまったのは
長として一番大切な仕事とも言える後継者を育てる事を怠ったのだと思います。

私は一人の人間が長期に長を勤める弊害は、
前述したように勝手な周りの気遣いと日本人の気質による忖度、
能力ではなく続けた努力や時間を過大に評価する文化にあると思います。
これはビジネスでの終身雇用、年功序列の弊害だと考えております。
本人の能力、人間性とは別に長期継続による
中身を見ない「経験」の過大評価と能力に対する可能性の過小評価。
この二つの考えが本人の問題とは別に、
一人の人間の長期体制を難しくしていると思います。

では、どうすればいいのか。
単純には権威の一極集中を避け、実権を分散し、 
コントロールするのを代表者にすること。
代表者も実権の一端は担いますが、全てでは無い事で、
仮に何かあったとしても、被害は一部で済み、
コントロールそのものは、スムーズでなくとも、
それぞれに出来る人間がいるなら、逆にフォローする事で、
なんとか出来るでしょうから。
そして、こうした上で同じ系列から長を出さずに、
別系列の実権を握るものから代表を出す事で、
常に組織を活性化できます。 
逆に何事も長の下にいる者は
常に長に変われるようにしておくことが大切ですし、 
互いがそう考えている事で、
いざと言うときにもスムーズに連携がとれます。 

まあ、理想の話しではありますが、
そうして実は次のリーダーを常に考えておくこと、
育てておくことが、組織を強くし、続ける上でとても大切ですし、
長の一番の仕事はまさにその体制を作る事だと私は思っています。

そして、それが企業でも一番難しい事の一つではあります。