毎年思うのですが、やはり9月から後は早いですね。
年の後半は加速度的に毎日が過ぎていく気がします。
そして今日は10月31日、ハロウィン。明日からは11月、
今年も残すところ二ヶ月となりました。
渋谷は大変な状態でハロウィン需要を見込んでいたのが
いろいろな迷惑行為で逆に落ち込みを見せるような雰囲気です。
ハロウィンが定着し、バレンタインより経済効果が出て来たと言われる今、
逆にしっかりと本当の売り上げ、
経済効果に繋げる事を考える必要が出て来たように思います。 
ハロウィンは仮装とパレードがメインとなっています。
それだけではなかなかビジネスには繋がらないので、
そこから売り上げへと繋げる努力とアイデアがこれから求められます。



さて、そんな渋谷の喧噪のニュースの少し前に話題になっていたのが
免震装置の偽装と省庁の障害者雇用の不正です。
障害者雇用については民間企業もいろいろと苦労しながら模索し努力をしているというのに、
それを指導するべき省庁があれではあきれてしまいます。
しかし、二つのニュースを通して私が感じたのは失敗できない日本社会の窮屈さです。

こうした例は近年の日本でとても多く見られます。
そこには日本特有の本音と建て前の感覚が大いに起因しています。
失敗は悪である。一度の失敗で全てが終わると考えるような真面目さが
国の基準以上の業界基準をつくり、
余裕をもって対応出来る間はそれを守り誇るのに、
少しでも余裕が無くなると、最悪、国の基準を満たしていれば大丈夫
といった感覚に流されてしまい、
気づけばその油断、緩みが広がってしまっている上に、
より失敗を告白し辛くなっています。

考えてみてください。
最低限の事でも、簡単な事でも守り続ける事は信用を生み育てますが、
どんなに難しい、厳しい決めごとであったとしても守れないなら信用を失うのは一瞬です。
しかも日本は経験、実績重視の為、一度の失敗が命取りとなります。
だからこそ、いきすぎた規制は自ら首を絞める事になります。

また設定を高くし余裕を持たせた事が、
それが逆に守れなくても余裕があるからといった大雑把でいい加減な意識を蔓延させます。
守らない、守れない規則なら作らない方がよいでしょう。

もう一度、何が、どこが本当に守るべきところなのか、
見栄や建前ではなく、本当に必要な規制、規則を見直す事が
仕事の効率と生産性を上げる事に繋がると私は考えています。
その上で、失敗は受け入れそれを改善してより良くしていくという価値観が広がれば、
誤魔化すような不正は減るかと思います。

それを自ら見出すことが難しければ、いつでもご相談ください。
一緒に基準を探しましょう。