失われた数十年・・・そんな言葉がずっと言われ続ける日本。
先日ニュース記事で書かれていたのですが、
ある調査によると日本は先進国の中で
唯一この20年給料が上がっていないそうです。

まさに失われていたのですから当然の結果と言えます。
原因の一つは言うまでもなく、よく言われているように
将来への不安、長引くデフレ、仕事の不安定さ、こうした事でしょう。

「将来への不安」とは
年金や保険、社会制度など国の将来への不安に起因する不安です。 

「続くデフレ」はそのままの意味です。
不景気に陥った中で、稼ぎが無く、高いモノは売れず、売るために値段を下げる。
そうすると益が少ないので給料が下がり、またモノを買えなくなる。
本当なら一つの益を薄くしてもその分の数を販売するから広く薄くで稼ぐはずが、
価格を下げてやっと売っているので薄利多売の多売が無くなっているのです。
だからマイナスの悪循環に陥ってしまっています。

「仕事の不安定さ」は
1993年頃のバブル崩壊後、1996年に労働派遣法が制定され、
更にグローバル化の波の中で今や終身雇用、年功序列が
中途半端にが崩壊していると言うことです。


そして、この三つの要因の原因で有り、
また逆にこの三つの原因が創り出しているもの。

それはバブルの残夢だと思います。
バブルがはじけた時、どうしても受け入れられなかった世の中は
現実に向き合えず、社会全体の生活レベルを落としたくない思いから
質を落としてハリボテの世界を作ってしまいました。

質を落とすと言うのは、社会全体の質です。
モノの質だけでなく、労働、ビジネス、システム、利益・・・
そして人の質までも。
それを落とす事で対価を低くしてしまったのです。
必要なら稼ぐではなく必要なものを無理に抑える方向に。
個人で一時の事ならそれもありでしょう。
資本主義の基本はお金を動かす事だと私は考えています。
まして、それを発展させるには、絞るのでは無く出す。
ただし、出すことがメインでは無く、動かす事が重要なのです。
まさに「金は天下の回り物」ということです。

今、日本経済にはお金が無いわけではないと私は思っています。
ただ誰もが不安と疑心暗鬼の中で動かしていないのです。

それを動かす仕掛け、きっかけこそを考えなければと思います。