よく子供の読解力について話題になりますが、
私も、たまにそうした事について聞かれます。
私自身読解力がもっとあればと思いますし、
さらには自分の子供にも常々読解力を身につけて欲しいと願いながら
叶えられていないというのにです。

読解力については、専門家(?)の方々はもちろん
多くの方が、ああすればこうすればと色々な事が言われていますし、
それで十分と思いますが、
しかし何度もそうした事が聞こえてくる中で、
私もツラツラと考えておりました。

そうして一つ私なりに考えたのは、
読解力とは想像力であり、コミュニケーション力ではないかと言うことです。
つまり読み取るということについて考えた時、
まず言葉を知らなければ話になりませんが、
その上で、文章を読み、その文章からシーン、絵を想像することになります。
そうするとその前後や文章の世界への想像が広がり、
細部までが見えてきますし、
物語ではなく論文や説明でもその説明しているモノが見えてきます。
そうして想像出来たものの中に尋ねられている答えを見出せば良いのです。
そこでコミュニケーション力が問われます。
文章について単純に聞かれた事は想像し、見えてきた中で答えを探し答えれば良いのですが、
それを踏まえて答えを考えるような問題や質問の場合、
そのシーン、映像のを想像し、そこに質問や問いを重ねなければなりません。
そうしてその映像が、シーンがどう動くかを考えなければならないのです。
そしてその動いたシーンを的確な言葉で相手に伝えなければなりません。

どうでしょう? そういうふうに考えると読解力とは前述したように
想像力であり、コミュニケーション力だと思いませんか?
とすると身に着ける方法として、私は文章を、本を読ませるばかりでは
結局、本を読むこと理解する事は出来ても、
それを元に質問に答える事は難しいと思います。

もちろんそれは基本ですが、シチュエーションと気持ちを想像し易くするために
いろいろな世代、立場の人とのコミュニケーションと様々な体験が大切だと思いました。 
人とのコミュニケーションは
子供なら・・・大人なら・・・老人なら・・・ 先生なら・・・学生なら・・・
会社員なら・・・コンビニの人なら・・・
と多くの世代、立場の人の気持ちや思考を想像する手がかりとなり、
山登りの体験は登山家の、運動会はオリンピックの、工作は開発者の・・・
そうしたものの想像の手がかりとなります。

そしてそうして培った体験とコミュニケーション力は、
読むことから内容を想像させ、尋ねられた事にどう答えるか、
その流れを感じ答えるべき事が自然に出てくるようにするのではないかと考えます。
なので、読解力を付けるには、付けさせるには
「多くの人とのコミュニケーションと色々な体験をさせ、その上で本を読ませなさい」 
というのが私の答えです。

そしてこれは大人でもそうした事が苦手な人にも言えることであり、
また大人も、こうした方法でまだ身に着けられると私は思います。
そう、読解力とは気持ちを汲み取る力でもあるんです。