梅雨の不安定な天気が続いていますね。
街では雨の日セール花盛り、また雨関連のグッズもいろいろと目に付きます。
思えば色々と素敵な雨の小道具も増えましたね。
考えれば、雨をチャンスに変えられるアイデアは、まだまだあるのかもしれませんね。

さて、今日のblogタイトル、映画のタイトルでもありましたが、
「冷静と情熱の間」改めて、これが大切だと思わされたので、
お話ししておきたいと思います。

何年か前にも書きましたが、コンサルをしていながら、
自分のビジネスはどうなんだ?というのはよく言われる事です。
これは占い師が自分を占えないのと同じようなものだと私は言いました。
今もそう思います。
それはなぜか?というと、結局、自分の事は冷静に見ることが出来ず、
客観的な判断を下せない、更にはどこか自分に甘くなってしまうからだと思います。

「そんなに言うなら、儲かるなら自分ですればいいじゃないか」
というような言葉は、コンサルをしているとよく言われます。
もう一つ「どれだけ大変か、あんたにはわからないでしょ」
といった事も言われます。
これらに対する答えは、まさに前述の通りで、
もっと言えば、気持ちや大変さを知りながらも同調しないからこそ、
冷静に客観的なアドバイスが出来るのです。
それだけに、クライアント様には厳しい事、難しい事、大変な事が多々あります。
当然です。基本的には、大半がそれまでのやり方を変える事になり、
何事も変えるにはエネルギーが必要ですから。
だからこそ、その先に対する責任は重大ですし、
必死に知恵を絞りできる限りのアドバイスを考えます。

そこで問題なのが気持ちです。
より良いアドバイスの為に深くクライアント様を知る事になりますし、
ありがたい事に付き合いが長くなれば、気づけば気持ちが寄り添っている事もあります。
知り過ぎるのが悪いのではなく、その知りすぎた事を冷静に分析し、
その時はクライアント様にとって厳しくとも、その先へのアドバイスが必要なのです。
それには自分自身への厳しさが必要です。
思いが重なるほどに冷静さが必要なのです。
どれほど思いが重なろうと、自分はクライアント様ではない。
その自覚が必要です。
だからこそ、その時はクライアント様が苦しい顔をするような事も
言えないといけないのです。
これが本当に難しい。知ると同調し、つい甘さが出ます。
これだけわかっていても、親しくなったクライアント様を前にするとそういう時があり、
無意識に退いてしまいます。
そうすると、結局はクライアント様の為にならない甘い言葉にり、
中途半端なアドバイスで、結果として100%のアドバイスになっていないのです。

「冷静と情熱の間」映画のタイトルですが、
私はこの言葉をいつも頭の隅においています。

なので、
「そんなに言うなら、儲かるなら自分ですればいいじゃないか」
「どれだけ大変か、あんたにはわからないでしょ」
と言われれば、私は
「あなただから出来るんです」
「(大変さが)わからないから、厳しく言えるんです」
と応えます。そして「でも必要なんです」と言わせて頂きます。