長い梅雨が、まだ続いています。
夏野菜に海、水泳関係のビジネス、商売は軒並み大きな落ち込みで大変そうです。
商売は天候に左右される物とは言え、ここまでになると、もう災害ですね。
今後の梅雨明け、そして夏はどうなるのでしょうか?
ファッション関係は、既に夏物セールに入る時期が近づいてしまっています。
短い夏の日差しが出てきたときに、どれだけ捌けるかが勝負になりそうです。
その為に今からアイデアを考え、準備が必要です。
時間があるうちに備えることをお勧めします。

さて週末と言うかこの三連休、
昨日と一昨日はAmazonプライムデーが開催されていました。
以前ほどは騒がれなくなったものの、やはりなかなか凄いモノがありますね。
改めて、あれだけ大きな所が、しかもネットでセールをすると
場所は関係ない上に販売ジャンルも多岐にわたり、なんでもある状態で、
初めは特に気にしていなかったのですが、見るといろいろと楽しく探ってしまいますね。
しかも時間や限定数での販売もあるので、次から次へと変わる部分も
飽きさせないと言うか、ネット上ながら
リアルセールと同じようなワクワク感やドキドキ感があります。
こうした部分は大いに参考にしてアイデアのヒントになる気がしました。

そんなAmazonを体感しながら、
先日、機会があって伺ったeBayの話を思い出しました。
グローバルな市場では色々な文化や常識がありますから、
違和感がありつつもなるほどと思ったのは、
eBayでは返品受付は当たり前で、よくあることだということでした。
なので、活用するならそのリスクも加味して価格設定してくださいという話しでした。
そんなに酷いのか?とも思いますが、日本の常識が世界の常識ではありませんし、
特にお客様に問題は無くとも、世界への配送となれば、
その間にはいろいろな事故や問題もあり得ます。

確かにAmazonも何か問題があった時の返品はとてもスムーズというか、
基本、何も言わずともまずは受付ているかと思います。
これは私の体験ですが、明らかに配送中に何かあったのでは? と思われた時に、
返品の手続きをしたところ、理由を言うまでもなく、
返品、取り替えに応じてくれました。
その責任がどこにいくのか心配ではありますが、
とりあえず、顧客としてはとても安心感があるのは確かです。

そうした事から、eBayの話で聞いて逆に納得しました。
確かに、慣れない海外とのやりとりで、まして文化の異なる相手と
細かなやりとりをして、しかも結局は何らかの対応、
多くは交換に応じる事になるかと思うと、
顧客の心証を考えた場合でも、いっそ初めから、
まずは返品、交換に応じて対応する方が労力コスト的にも良い気がします。

つい先日、国内の買い物でもそうした事がありました。
通販でシャワーヘッドを買ったのですが、
そのジョイントパーツが幾つか着いていて、
合うモノを使い、使用しなかったのは返送するように
返送用の封筒が添えられていたのです。
これは、とても良いと思いました。
その企業の姿勢としても誠意ある対応に思えますし、
ジョイントパーツなんて素人がコレと判断するのも
難しそうですし、間違いも多そうです。
その時にやりとりをして、ことによると二度も三度もやりとりをする事を考えると
最初に全タイプを送っておいて、返信用封筒で送り返してもらう方が、
企業も労力がかかりません。
良い考え方だと思いました。

お客様は神様ではありませんが、相手やマーケットを踏まえて
労力コストを考える。
大切なことですし、見落としがちの事でもあります。

あなたのビジネスでそうした事はありませんか?